レイヤー名拡張機能
レイヤー名拡張機能は、PSDファイルの各レイヤーの表示/非表示を、レイヤー名に付けられた記号に応じて制御する機能です。
この機能はPSDToolというツールにより発案された、『独自拡張機能』を部分的に導入したものになります。
本ページでは、『PSDToolの独自拡張機能』と『PPgarageのレイヤー名拡張機能』の関係性と、その具体的な内容について紹介します。
PSDToolの独自拡張機能とは
Section titled “PSDToolの独自拡張機能とは”前述の通り、PSDToolというツールにて実装されている機能です。
とても便利な機能なので、現在では多くのPSD立ち絵や立ち絵管理ツールで採用されており、音声合成ソフト動画界隈では標準的な機能として扱われています。
どのような機能なのか
Section titled “どのような機能なのか”レイヤー名に特定の文字列が含まれている場合に、そのレイヤーや関連するレイヤーの動作に制限を加えます。
これによりレイヤーの誤表示が抑制され、操作性が向上します。
PPgarageにおける『PSDToolの独自拡張機能』の扱い
Section titled “PPgarageにおける『PSDToolの独自拡張機能』の扱い”PPgarageに搭載されている制御機能は『PSDToolの独自拡張機能』と完全に同一ではありません。
本家であるPSDToolにはあって、PPgarageには無い機能なども存在します。
また、PPgarage内で『独自拡張機能』という名称を使うと混乱を招きやすいため、『レイヤー名拡張機能』と呼称しています。
PSDToolについては、下記のリンク先を参照してください。
Section titled “PSDToolについては、下記のリンク先を参照してください。”PSDTool
PSDToolの公開リポジトリ
PSDToolはMIT licenseで公開されています。
PSDToolは、PPgarageとは一切関係のないツールです。PSDToolの製作者様にPPgarageに関する質問を送ることは、ご迷惑になるのでお控えください。
レイヤー名拡張機能で対応する記号一覧
Section titled “レイヤー名拡張機能で対応する記号一覧”半角で記述してください。フォルダーにも対応しています。
| 記号 | 付ける位置 | 動作 |
|---|---|---|
* | 先頭 | 同じフォルダー内の*付きレイヤーから、1つだけが選択されるようになります。 |
! | 先頭 | そのレイヤーが常時有効になります。 |
:flipx | 末尾 | 左右反転時に有効になります。 |
:flipy | 末尾 | 上下反転時に有効になります。 |
:flipxy | 末尾 | 上下左右反転時に有効になります。 |
記号を追加・変更する場合は、PSDファイルを編集できるソフトで変更してください。
PPgarageのExButtonやサブボタンの表示名を変更しても効果はありません。
* 排他的制御
Section titled “* 排他的制御”同じフォルダーに所属するレイヤーに排他的制御属性を付与します。
*付きレイヤーを有効にすると、他の*付きレイヤーは無効化されるようになります(レイヤーが切り替わります)。
これにより予期せぬ重複表示を防ぎ、面倒な表示解除の手間を減らすことができます。
例えば、目の差分を次のように設定し、同じフォルダーへ入れます。
目├─ *通常 ✔├─ *笑い└─ *閉じ*通常が選択されている状態で*笑いにチェックを入れると、*通常のチェックが外れて*笑いだけが有効になります。
目├─ *通常├─ *笑い ✔└─ *閉じ! 強制表示化
Section titled “! 強制表示化”そのレイヤーを強制表示化させます。
親フォルダーを無効にすると非表示にすることができます。
:flipx、:flipy、:flipxy 反転制御
Section titled “:flipx、:flipy、:flipxy 反転制御”立ち絵を左右反転するとレイヤーの可視状態(表示/非表示)が切り替わるようになります。
この機能は同じフォルダー内に同名のレイヤーを2つ保存し、片方だけに:flipxを付けることで有効になります。
装飾装飾:flipx装飾:flipy装飾:flipxy装飾を選んだ状態で左右反転すると装飾:flipxへ切り替わり、反転を解除すると装飾へ戻ります。
上下反転では装飾:flipy、上下左右の反転では装飾:flipxyが使われます。
装飾:flipx:flipyのように末尾に続けて記述すると、その全ての反転状況に対応します。
この例では、左右反転と上下反転の両方で使用されます。
レイヤー名拡張機能の可否
Section titled “レイヤー名拡張機能の可否”PPgarageでは、レイヤー名拡張機能を無効にすることができます。
また、ベース(レイヤツリー)とExButtonのそれぞれで、有効/無効を選択することも可能です。
PPgarage本体で設定
Section titled “PPgarage本体で設定”『オプション』→『本体オプション』へと進み、レイヤーツリーとExButtonの適用をそれぞれ設定します。
| 項目 | 適用する動作 |
|---|---|
| 排他的制御を有効にする | ベースに対する*の排他選択と!の強制表示 |
| 反転制御を有効にする | ベースに対する反転方向に応じた切り替え |
| レイヤー名拡張機能を有効にする | ExButtonで選んだレイヤーに対する排他選択と、反転方向に応じた切り替え |
DaVinci Resolveで設定
Section titled “DaVinci Resolveで設定”クリップのFusionページへ移動し、対象のノードとタブを選択します。
各項目ごとの動作はPPgarage本体と同じです。
| 項目 | ノード | タブ |
|---|---|---|
| 排他的制御を有効にする | PPgBaseControl1 | Layer |
| 反転制御を有効にする | PPgBaseControl1 | Layer |
| レイヤー名拡張機能を有効にする | PPgExControl1 | コントロール |
『レイヤー名拡張機能を有効にする』はエディットページでも設定可能です。
インスペクタの『controls』タブ内で選択できます。
AviUtl2で設定
Section titled “AviUtl2で設定”オブジェクト設定にて設定することができます。
各項目ごとの動作はPPgarage本体と同じです。
| 項目 | 所属ラベル |
|---|---|
| 排他的制御を有効にする | Base |
| 反転制御を有効にする | Base |
| レイヤー名拡張機能を有効にする | Ex |